街のかかりつけドクター

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北海道新聞朝刊に毎月掲載「街のかかりつけドクター」

専門医に「教えてドクターコラム」企画にて執筆いただいてます。

 

このコラムでは各医療機関へ寄せられるご相談「視力低下や物の形がゆがんで見えたりする」黄斑前膜や黄斑円孔などを「光干渉断層計(OCT)」により早期に発見し良好な視機能を維持するために重要であるお話や、「お尻が痛痒い、肛門が痒い」との疑問に温水洗浄便座(ウオッシュレット・シャワートイレ等)の正しい使い方や、「発熱と下痢・長引く下痢による感染性腸炎の疑いや感染対策」また「検診控えの中の」胃大腸内視鏡検査や最新のがん検査の紹介等、各専門医が月替りで分かりやすく紹介しています。

教えてドクター

寒い季節の悩み・乾燥肌の対策
 <湿疹や炎症のきっかけにも>  気温が下がり空気が乾燥する今の季節は、皮膚の水分が少なくなり、肌のトラブルが起きやすい時期です。乾燥肌が進み、湿疹や炎症などを引き起こし受診される患者さんも少なくないです。  皮膚が乾燥すると、カサカサした状態になり、ひどくなると白く粉をふいたり、ひび割れてうろこのようになったりします。
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便秘などの排便障害、我慢・放置せずに受診を
<便秘、新薬で治療に幅>  排便障害には便秘や下痢、便失禁などがありますが、その症状・程度・原因に応じて適切に治療することが必要です。  例えば一言で便秘といっても、便が出ない「排便回数減少型」や便が出せない「排便困難型」では対処方法が異なります。  「排便回数減少型」では、そもそも良好な便ができるような食事をしていない、生活習慣や加齢によって腸の動きが弱い、など原因によって対処方法や使用すべき薬剤も異なってきます。
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生きづらさの背景にあるかもしれない[パーソナリティ症]
<パーソナリティ症とは?>  パーソナリティ症とは、「広い範囲の精神症状や多様な社会適応の困難さ、主観的苦痛を生じるもの」と定義されています。  パーソナリティ症については診断基準がいくつかあります。米国精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM|5)では、パーソナリティーを「環境および自分自身について、それらを知覚し、それらと関係を持ち、それらについて思考する持続的様式である。
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医療のスティグマと、[NAFLD][NASH]の病名変更
<偏見や差別のない社会のために>  スティグマとは、特定の人や集団に向けられる否定的な意味づけをされ、不当な扱いを受けることをいいます。例えば、精神疾患やHIV/AIDS、性的嗜好、人種、障害、疾病などへのネガティブなレッテル貼りが、偏見や差別を生じさせる原因となることなどです。
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静かに進み、失明を招く「糖尿病網膜症」
<自覚症状なく、3段階で進行>  糖尿病網膜症は糖尿病の3大合併症のうちの一つで、目の網膜の血管が傷む病気です。現在、日本人の中途失明原因の第2位です。  糖尿病では血糖値が高くなり、この高い血糖値が血管を傷めます。網膜には細い血管が張り巡らされており、高血糖が長期間持続すると網膜の血流障害が進み、さまざまな眼障害を引きおこします。
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胃がん・大腸がんから命を守る「内視鏡検査」
<胃・大腸内視鏡検査の重要性>  がんの部位別死亡統計(2022年)で、胃がんは男性では3位、女性では5位。大腸がんは男性2位、女性1位です。どちらのがんもある程度進行しないと自覚症状があらわれないことがほとんどですが、早期に発見し、適切な治療を受ければ高確率で治癒させられるがんです。
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北海道新聞紙面過去記事

街のかかりつけドクター<北海道新聞朝刊企画>紙面にて

これまで掲載された新聞紙面のバックナンバーです。(Jpeg画像)

見逃した企画等があればご確認いただけます。