街のかかりつけドクター

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北海道新聞朝刊に毎月掲載「街のかかりつけドクター」

専門医に「教えてドクターコラム」企画にて執筆いただいてます。

 

このコラムでは各医療機関へ寄せられるご相談「視力低下や物の形がゆがんで見えたりする」黄斑前膜や黄斑円孔などを「光干渉断層計(OCT)」により早期に発見し良好な視機能を維持するために重要であるお話や、「お尻が痛痒い、肛門が痒い」との疑問に温水洗浄便座(ウオッシュレット・シャワートイレ等)の正しい使い方や、「発熱と下痢・長引く下痢による感染性腸炎の疑いや感染対策」また「検診控えの中の」胃大腸内視鏡検査や最新のがん検査の紹介等、各専門医が月替りで分かりやすく紹介しています。

教えてドクター

身体的な要因で生じる意識障害「せん妄」
 <認知症と全く異なる病気>  せん妄とは、身体疾患または全身状態の変化によって起こる、興奮や幻覚、不眠、認知機能低下などを起こす「一過性の意識障害」です。代表的な症状として「ぼんやりして話のつじつまが合わない、反応が鈍い」「場所や時間が分からなくなる」「怒りっぽい、興奮する」「そこにはないものが『見える』と言う」などがあります。興奮や幻覚が目立つ過活動型と、ぼんやりした様子で認知機能の低下が目立つ低活動型に分けられます。
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糸くず状のものが見える飛蚊症、網膜剥離の恐れも
<そもそも飛蚊症とは?>  目の前にときどき、黒や白っぽい糸くず状のものや、虫のような黒い影が飛んでいるように見えることがありませんか? 白い壁や青空を見ている時などに顕著に現れますが、この症状を「飛蚊症」といいます。
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沈黙の臓器・肝臓、早めに検査・治療を
<自覚症状なく病状進行>  肝臓は、成人でおよそ1500gもあるヒトの臓器で最大の器官です。血液によって運ばれてくる栄養分を蓄えたり、それらを体に必要な別の物質につくり変えたり、また、血液中に入り込んだ体に有害な物質を分解し、無毒化する働きなど、重要な役割を担っており、「人体の化学工場」といわれています。
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諦めないで「便失禁」多様な治療の選択肢
<高齢者の約1割が悩む便失禁>  排便の抑制がきかず、無意識のうちに、または、意思に反して便が排せつされることが度々起こる状態を「便失禁」といいます。知らず知らずのうちに下着を汚してしまうような便失禁や、排便を我慢しようと意識しているにもかかわらず、トイレに間に合わず漏らしてしまう便失禁があります。患者さんは高齢者に多く、日本では65歳以上の男性の8・7%、女性の6・6%が該当するという調査結果があり、高齢者全体の約1割に及びます。
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チーム医療で復帰支える「回復期リハビリ」
<リハビリの質で回復具合に差>  回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患や骨折などで、手術など急性期の治療を終え、病状が安定し始めた患者さんが集中的にリハビリを受けるための病床です。回復期は、後遺症のある人にとって最も回復が期待できる重要な時期で、低下した能力の回復や日常生活動作の改善など、日常・社会生活に復帰することを目指します。
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「見えない障害」、高次脳機能障害とは?
<50万人以上が悩む認知機能の障害>  高次脳機能障害は、交通事故のけが(頭部外傷など)や脳卒中、脳腫瘍などの病気で、脳の一部が傷ついたことで起こる認知機能の障害です。子どもから大人まで、誰にでも起こり得る脳の障害で、全国に50万人以上の患者さんがいると推計されています。症状は、①「忘れる」「覚えられない」などの記憶障害、
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北海道新聞紙面過去記事

街のかかりつけドクター<北海道新聞朝刊企画>紙面にて

これまで掲載された新聞紙面のバックナンバーです。(Jpeg画像)

見逃した企画等があればご確認いただけます。