街のかかりつけドクター

かかりつけドクターイラスト

 

北海道新聞朝刊に毎月掲載「街のかかりつけドクター」

専門医に「教えてドクターコラム」企画にて執筆いただいてます。

 

このコラムでは各医療機関へ寄せられるご相談「視力低下や物の形がゆがんで見えたりする」黄斑前膜や黄斑円孔などを「光干渉断層計(OCT)」により早期に発見し良好な視機能を維持するために重要であるお話や、「お尻が痛痒い、肛門が痒い」との疑問に温水洗浄便座(ウオッシュレット・シャワートイレ等)の正しい使い方や、「発熱と下痢・長引く下痢による感染性腸炎の疑いや感染対策」また「検診控えの中の」胃大腸内視鏡検査や最新のがん検査の紹介等、各専門医が月替りで分かりやすく紹介しています。

教えてドクター

患者を総合的に診るプライマリ・ケアの重要性
<プライマリ・ケアとは?>  プライマリ・ケアの定義や意味合いは幅広く、用いられる場面や状況によって若干ニュアンスが異なる場合がありますが、「健康問題に関する相談を何でも受け、病気を診るだけでなく予防や健康増進にも対応し、必要であれば各診療科の専門医や介護・福祉サービスなどにつなぐ、いわば【医療や介護・福祉の窓口】というべき診療、医療サービス」のことをいいます。  もっと簡単にいえば、普段から何でも診てくれ、相談にのってくれる身近な医師による医療です。患者さんの生活やご家族の背景なども把握しながら、5年、10年と患者さんに寄り添い健康を管理します。病人だけでなく健康な人も、小児から高齢者まで、また患者さんとご家族だけでなく患者さんの周囲の皆さんのことも気にかけながら、地域の中で継続的に診ていく医師をプライマリ・ケア医と呼びます。プライマリ・ケア医は、医療だけでなく、訪問看護など外部の専門家とも密接に連携して在宅で療養できるよう問題を解決する場面も少なくありません。例えば、症状を診るだけでなく、飲酒・喫煙の頻度や量、職場の悩みや家族構成、普段の食事など、雑談にも似た幅広い質問、会話をする中で、心身の不調の原因を探ったり、病気予防のアドバイスをしたり、日常の不安や心配事を解決したりします。 <プライマリ・ケア医高まる必要性>  プライマリ・ケアを専門とする医師=プライマリ・ケア医は、各専門診療科別の専門医と区別して総合医(ジェネラリスト)とも呼ばれます。家庭医療、家庭医、総合内科、総合診療医、かかりつけ医などがこの範疇に入ります。プライマリ・ケア医は、分野をまたぐ多くの知識や技能、各分野の専門医・専門家と連携できる優れた問題解決能力が求められます。守備範囲の広さは、決して簡単に身に付くものではありません。  高齢化の進展に伴い、複数の慢性疾患を抱えて暮らす方が増えました。健康上の問題も多様化しています。臓器別の専門家・専門医はもちろん必要ですが、患者さんを総合的・多角的・継続的に診て、必要な場合に高度・専門医療につなぐ、また、病気予防のための生活指導やリハビリ、介護・福祉サービスとの調整なども一貫して担う、そんなプライマリ・ケア医の必要性は高まっています。  日本プライマリ・ケア連合学会のホームページでは、各地域のプライマリ・ケア医の紹介をしていますが、患者さん自身でも相性のいい医師を見つけていくことも大切だと思います。かぜなどで病院にかかった時、他の健康相談をしても幅広く対応してくれるか、信頼できる人からの口コミなども参考になるでしょう。患者さんと医師が意思疎通を図り、常に良好な関係を保つことこそが安全で安心できる医療の近道です。 医療法人 喬成会 花川病院 加藤 達也副 院長札幌医科大学医学部卒業。道内医療機関にて病院長・クリニック院長等を歴任。●花川病院 石狩市花川南7条5丁目2番地http://kyouseikai.jp/hanakawahp/
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うつ状態〜一人で悩まず専門医に相談を
<うつ状態とは?我慢せず早期受診が重要>  うつ状態とは、気分が落ち込む、やる気がでない、何にも興味が持てない、集中力が低下するなどの精神症状に加えて、不眠、食欲低下、倦怠(けんたい)感などの身体症状も生じる状態をいいます。時には、実際はそのようなことがないのに「悪いことをしてしまった」「お金がない」と感じたり、体の不調を訴え続けたりすることもあります。
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網膜の病気、ものがゆがんで見える加齢黄斑変性
<放置していると失明のリスクも>  目をカメラに例えるとフィルムに当たるのが網膜で、その中心部を「黄斑」と呼びます。この黄斑が加齢とともに病的な状態になり、ものがゆがんで見える、ぼやける、見たいところが暗くなるといった症状とともに、視力低下をきたすのが加齢黄斑変性という病気です。
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慢性便秘症──診療ガイドライン改定
<重症化で心血管疾患リスクも>  昨年「慢性便秘症診療ガイドライン2017」が、日本消化管学会により約6年ぶりに「便通異常症診療ガイドライン2023 ―慢性便秘症」として改訂されました。便秘症の定義・分類・診断基準から病態生理、診断検査、内科的治療まで、前版以降の進歩や最新知見が盛り込まれ、便秘症の日常診療には欠かせない資料となっています。
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老け顔(老人様顔貌)─形成外科医にできること
<老け顔になるさまざまな原因>  コロナ禍で長期間のマスク生活を強いられてきたため、自身の顔貌変化に気が付かず、マスク着用が緩和された現在、「マスクを外した顔を見ると老けた気がする」と驚かれて来院される方が増えています。
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事故・病気リスク高める「睡眠時無呼吸症候群」
 <心臓・脳血管疾患引き起こす恐れ>  睡眠時無呼吸症候群は、眠っている時に呼吸が何度も止まったり浅くなったりして、体の低酸素状態が発生する病気です。その多くは、あおむけで寝ている時に、舌が気道を塞ぎ、呼吸が止まることで起こります。医学的には不眠などの症状に加え、10秒以上呼吸が止まる状態が、1時間に5回以上みられることが診断基準です。
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北海道新聞紙面過去記事

街のかかりつけドクター<北海道新聞朝刊企画>紙面にて

これまで掲載された新聞紙面のバックナンバーです。(Jpeg画像)

見逃した企画等があればご確認いただけます。